あんた馬鹿ね

歌詞

失ってから 大切なものに気付くなんて ベタすぎて羞恥 かつて散々忠告くれた面々の走馬灯 歌謡曲にドラマにシネマ 酒場の仲間 まさか自分には...なんて正気? よくある詐欺の手口じゃあるまいし 同情の余地なし 分かってるし 痛みも醍醐味 ああ なんて窮屈なの 独りきりの夜更かし 後悔は夜通し 今頃他の女と笑っている 今頃他の女に触れている そこは私の居場所だってのに 馬鹿ね あんた馬鹿ね 月日なんていくらでもどうぞ 今となっちゃ何の価値も無いわ 煌びやかな景色 所詮他人の手作り あんたが生み出すものにしか 濡れない心 本音曝け出すなんてこりごり 演じるぐらいが丁度いいわ そのうち本物がどっちなんて 分からなくなる ああ いつの間にか 偽りだらけの屋敷にも 棲み慣れてしまった 今頃他の女と笑っている 今頃他の女に触れている そこは私の居場所だってのに 馬鹿ね あんた馬鹿ね 小鳥のさえずりはひずんで 朝日の発光はゆがんで 一体全体何の為に生きているのか 歪な洞窟 まるで牢獄 恋は凍結 未だに盲目 今頃他の女と笑っている 今頃他の女に触れている 私は他の男と笑っている 身体は他の男に濡れている ここはあんたの居場所だってのに 馬鹿ね みんな馬鹿ね