「泣いたの?」と僕は君に聞いた 君は「泣いていないよ。」と言った 「寂しいの?」と僕は君に聞いた 君は「寂しくないよ。」と言った 「楽しいの?」と僕は君に聞いた 君は「とても楽しい。」と言った 何度も君に聞いたのに僕は何一つ 気づけなかったなぁ 花びらが落ちて戻らないように 君が僕から消えていった かかとを潰して急いで追いかけたけ ど あなたはいなくて僕の目の前に花び らが 一枚散った 「どうしたの?」と僕は君に聞いた 君は「なんでもない、気にしないで 。」と言った 何度も君に聞いたのに僕は何一つ 気づけなかったなぁ 涙のあと気づく君がいないこと 涙の前君は泣いていたんだね 笑顔のあと気づく君が泣いてたこと 泣いてたあと気づく 僕のせいだった 笑いたい君を泣かせてた僕で 最後の言葉も言えてないままで 涙がでるのは夕日のせいなんかじゃ ない 溢れ出した時 僕の目の前に花びらが一枚散った