掴みどころの無い君に 受話器なんて物はない 流れてく流れてく流れてく それで僕ら 泡になって また輪になって 束の間の夢物語 不可避なんてものばかり 流し込む流し込む流し込む それで僕ら 泡になって 朝昼晩で 逃さないように 繰り返し現れて 置いていった いつもなら答えが浮かぶはず 言わないで 今はただ泳いでいる いつの日か 運命の流れに身を焼かれる その前にその前に つらそうに見つめる瞳 深読みなんかじゃない 傾れ込む傾れ込む傾れ込む それで僕は 泡になって 川を渡って 溢れないように 繰り返し確かめて 置いていった いつかは 終わりが来るはずなのは 気付いていた だけどまだ求めている どこまでも 純粋な願いを伝えられる 君にだけ君にだけ 言わないで 今はただ泳いでいる いつの日か 運命の流れに身を焼かれる その前にその前に 継ぎ接ぎだらけの僕らに 吊り橋なんていらない 流れてく流れてく流れてく