定常状態で煙るベッドの上 落ちる汗 何かが壊れる夢を見る 喧騒の奥で小声でささやく もう関係ないと無様に波打つ傷の模様 吐き出して消えた体温は 三秒前の想像さ 赤い夕焼けが消える頃 海辺の街は太陽に燃えて きしむ右手の傷の跡 アーカンザスの背景に紛れたはずさ 喧騒の奥の小声が消えてく もう関係ないと無様に波打つ傷の模様 吐き出して消えた体温は 連なる山並みを越えて 三秒前の妄想さ 辺りが夜に染まる頃 無くした感情を列車に乗せて 記憶のかけらに 触れた右手いつも手探りさ 壊れた感情と夢のあと 三秒前の想像も忘れたはずさ 赤い夕焼けが消える頃 海辺の街は太陽に燃えて きしむ右手の傷の跡 アーカンザスの背景に紛れたはずさ