透明な絵本を開いてるみたいだ 捲っても何も描けないまま 目の前を過ぎていく 集め続けた色鉛筆 でももう僕には使いこなせない いつものように振る舞えばいいのに 立ち止まる 明日を迎えるために捲り続けた手を 止めれば先が見えなくなる気がした 突然書き込まれたその線を辿れば ようやく辿り着いた滲んだインク 見透かされたように そっと痛む 僕は捲る手を止めて ぼんやり立ちすくんでいた 色鉛筆も散らばったまま 風の音がかすかに聞こえる 出口は確かにあると伝えてる ページが掠れた音を立てて捲れる 行く当てを探してる 空気中のものは掴めないよ 魔法の手じゃあるまいし でも見てみたい 聞こえるから 聞こえるから 透明の僕を色付ける 明日を迎えるために捲り続けた手を 止めれば先が見えなくなる気がした 突然書き込まれたその線を辿れば ようやく辿り着いた滲んだインク 見透かされたように そっと痛む 風の音が かすかに聞こえる
