今日もかじかむ手を温めている いつもと同じ定刻の街角 分かったフリして 巻きつけたストール ひらり 靡いたなら 先を行く 変わる季節 誰もが忘れても 北風吹きつける 過ぎた日々を覚えてる 待ちぼうけてた ただ一つの記憶 手に届く距離 レンズ越しの風景は鮮やか 届かない距離へと ふわり 消えていけば 春は来る 変わる季節 誰もが忘れても 形を変えて今 蕾の中震えてる 明日の風向き探してる鳥のように 今より暖かい場所へ そっと目を開き歩き出す 巡る季節 誰もが忘れても 北風吹きつける 過ぎた日々を覚えているの 新しい記憶へ