きっと映画には程遠く 小説より凡庸で 今日も あなたに選ばれなかった僕らは そんなまともで狂いそうな日々は どこまでも続いていく 何も叶わないよな 誰も見ていないよな ひとり 積み木で遊ぶたびに 歪な家ができる たとえ不出来なものであっても それをあなたに褒めてほしかった 誰の目にも留まらず 何者にもなれない 今日も僕らの悲しみは透明だった それでもそこに確かにあったよ 僕らが憶えているなら いつも比べていた そして疲れていた 誰か気付いてくれと吠えて 腐る夜は何度も いつかあなたがいなくなって 欠けたものは埋まらず それでも 今日を諦める理由に足らない だから 「生きる」をまた始めなくちゃ 厭になるほど真っ当だ どこか満たされなくて 苦しいのは続くけど 性懲りもなく 誰かに会いたくなるから 君が君を幸せにする日を 僕らはずっと待ってる 世界はずっと待ってる