正解は概して分からないもの 期待値無視でライフを賭けてる 煮え切らないいつもの頭が 誰もいないSHOCKで寝込める (もういいや、濡れて帰ろ) 浅葱色の空はグズり出すの (もういいや、濡れて帰ろ) 失意の帰り路に降り来るは 雨、雨、 私 子供じゃないのにさ 噛み締めて命 誰彼構う時間が惜しくてさ、 生きてる姿が欲しい でも君が想うような貌じゃないしな 歩く速度は孤独のペース でもあんなに横柄じゃ仕方ないよな 斑に仕立てるこの雨 無論大した罪じゃない 陽と陰とは噛み合わない世界 だいたい 小さな嗜好の違いが 何になるって言うのさ あなたの尊厳は何処から? 骨の髄から? むしろ何にもなくて空? ならきっとこの天滴はいい薬になる (もういいや、濡れて帰ろ) この身体ごと空に放り出すの (もういいや、濡れて帰ろ) 逃げ落つ何者に追い撃つは 雨、雨、 暗闇で見えない雲の上から目薬 雨、ラメ入りの道を歩く時は 八方に注意を でも君が想うような貌じゃないしな この生き方じゃ孤独がベース ああ一夜ぽっちの地獄がどうした 逃げ出してはダメ 当たり前に打ち伸された 一人は夜風を浴びせられて 「歩いていろ、歩いてみろ」 暖かいつもり 夜の太陽 当たり前に緩まされた 頭蓋が何かを搾り出して 「もういいや、濡れて帰ろ」 死んだ感性の育つ音 雨、雨、 一人夜道に舞う人よ 雨、雨、 次に道を濡らす時は様変わる私 雨、雨、 この無数の柔い針が降り注ぐ事件は 雨、雨ン中 蜂の巣になっていた 私は訳アリの子 雨、雨、私 溺れてる 雨、雨、私 弱みずく 雨、雨、私 碌じゃなし 雨、雨、私 雨晒し