突然に打たれたピリオドは わずか10分足らずで思い出と化した 天気も何だったか 君の目も思い出せずに 現実と夢の君を繰り返す そのサイクルの中に いきなりぶち込まれた岩石が 脳みそを突き破る 急に出そうなった思いを 自分で首を絞めてまで 黙って黙って押さえ込んだ その方が楽だった 君が僕を連れてゆく 君のいない明日へと 僕が君を連れてゆく 暗い暗い夢の中へ Ah... 前日に切った髪の毛が 虚しくも風と共に靡いた 乾いた首元が夕日に晒されて 枯れてゆく 長い睫毛 絡まりあった指先 交わされた声のない会話が 胸の奥にこびりついて消せない 消せる筈なんてない 何も聞きたくなかったんだ 君の声が耳を劈いて 鼓膜を鼓膜を砕いてゆく 心諸共引き裂いて 君が僕を連れてゆく 未来のない迷路へと 僕が君を連れてゆく 狭い狭い檻の中へ もう君の匂いも忘れそうだよ 人食い砂に飲み込まれて SOSの行き場さへ 解らないまま ねえ、どうして 最後手なんか握ったの? ねえ、君も一人なの? 君が残していった 破片を必死に磨くよ 決して光ることはない そんなの分かってるよ 君が僕を連れてゆく 君のいない明日へと 僕が君を連れてゆく 暗い暗い夢の中へ 連れられて 連れ去って 連れ込んで 連れてゆく 連れられて 連れ去って 連れ込んで 連れてゆく