校庭の銀杏並木 錆びくさい鉄棒 苦手だった逆上がり 履き潰した上履き 全部が僕等の当たり前で いつまでも僕等風の中 教科書の隅、誰にも見られないように 抑えきれず書いた好きな子のイニシャルとか 夕暮れ一日の終わり告げるベルが鳴けば 走り出す僕等、駄菓子屋へ神隠し 秘密をみんなで分け合って 共有してた誰だって なにしたって毎日楽しくて 「また明日」 君は何を抱え 何を捨てて大人になった? 人並みに挫折もした?人並みっていったいなんだ? 煙草を吹き散らして 凋んだ夢ぶら下げて 今日が終わるのを待ってる あの頃の僕達は何にでもなれた 君は何を抱え 何を捨てて大人になった? 擦り切れてやつれた心 見たくないし、見せられないな 転んで膝を擦り剥く事なんてなくなったよね 一つを学び賢くなって 痛みを避ける大人になって 夢は見ずに日々を消化して 僕等は何になった?何になれた?