項垂れてく環状線 流れていく頬伝って 壊してきたその欠片を 拾い集めてまた壊した 届かない暗闇 聴こえる音もノイズに塗れて 「もうこの日々さえ 消えて無くなったらなあ」 くだらないなって泣いて言った 千切れそうなあなたの今日も どうして声にならない事ばかり 空白の理想も いつかは形を成せるんだろう 絡まる蔦が揺れる 取り留めない感情論 僕の足はもう縺れた 忘れていくその痛みが 思い出しては焼け付くのさ 終わらない想像 影すら出来ない程に輝く 「もう現実とか 消えて無くなったらなあ」 くだらないなって泣いて言った 千切れそうなあなたの今日も どうして声にならない事ばかり 空白の理想も いつかは形を成せるんだろう 絡まる蔦が揺れる 十月の空に鳥が一羽で 「何処に行く宛てもないよ」 枯れゆく花にせめてもの言葉を 「また会う日まで」 散々だって泣いた 千切れそうな僕の今日も どうして声にならない事ばかり 空白の理想も いつかは形を成せるんだろう 絡まる蔦が揺れる