黒髪の少女、地下鉄のホーム 僕の声を掻き消した 劣等感は今日でお別れみたいだ またいつか会いに来なよ 匿名の愛と見えない声が 僕の耳を劈いた 泡沫の朝に負ってしまった 傷がまた痛みました 雲ひとつ無いような 悩ましい晴天の朝に また僕は今日も征くのだ 塗り潰しかけていた世界を もし魔法が使えたら誰にかけよう 「あ、そうだ。 生き急ぎの僕でもいいかな?」 また歩けそうな気がするんだ 覚めない夢と冷めない熱を 吐き出そう それでいいでしょう あの覚めない夢と冷めない熱を 叫ぼう それでいいでしょう 虹ひとつ無いような 味気ない雨枯れの朝に また僕は今日も征くのだ 目まぐるしく廻るあの街を もし魔法が使えたら誰にかけよう 「あ、そうだ。 夢見がちな僕でもいいかな?」 また笑えそうな気がするんだ