コートの襟を立てて 通りを君が渡る 見下ろす 古いホテル 心が 吹き抜ける 午前一時の ガラス窓 灯りがついて また消える 部屋を抜け出し 逢いに来る 君の合図 待っている 旅先の出来事 罠に落ちたよに しのび逢い 抱きしめ合い 夢の出口 ふさがれる 夜明けがそこまで来る 誰もが目覚めるのに 二人は 夜に巻かれ どこにも 帰れない 川を眺める 街灯で 駅への道を 尋いただけ スタンドバー お茶を飲み 君に明日を はがされた はじめから彼とは 別に眠ってる 君が言う 声の余韻 耳の奥が しんとする 夜明けがそこまで来る 二人は 夜に巻かれ 何度も 君の合図 瞳をそらしたけど 足音 近づくたび 胸は高鳴ってる 夜明けがそこまで来る 誰もが目覚めるのに 二人は 夜に巻かれ どこにも 帰れない