欲しいものは 手には入らない 細い声を 精一杯 君に届いて 欲しいと 願う程 遠くなる 時は過ぎ去って 夕月夜 心気は 宛もなく 揺られて何処へ行く 夢を見て 忘れかけたって この声は続く 月が見えなくなったって いつか届くのだろうか いつまでも ここで待ち続けているから 長い夜は 明ける気がしない 涙堪え 前に進めるかな 何度も 治らない微熱に魘されていた 曖昧な記憶が 惑わし続ける 声を枯らしても 君の名前を呼ぶよ 忘れられないように 心に残るように 思い出せるように 夢を見て 忘れかけたって この歌は響く ここに1人きりだって いつか届くのだろうか いつまでも ここで待ち続けているから