ごきげんよう秋茄子のむらさき 街は夜へと至る 雨上がりの減速する窓を 透明にすべり落ちるよう 街灯が香らせるレモンとか 銀河する柑橘系 首都高に流れこむ蜜の川 彼らもまた、光ね この夜のやがて この夜の果て 加速する死と肉を運ぶ流れ星 燃え尽きるまでの一瞬を強く烈しく 各々で光らせ ガソリンの残りを使いきれば 海にでると思う だけど今はまだわからない あるのはただ、光ね .jp or even if you hate me, 永遠に不都合なneighborhoodで 苦すぎるLemonade、 そんでblack dog せめぎ合う詩と死を うつ病の筆致で捕らう 捕らう 美しさや呪いより速くより遠く 無伴奏suicide単独飛行 もういいよ、窓開けて 満席だってさ でもここも綺麗 ダッシュボードに星図をポイっ 上空を通る衛星軌道 ここからもよく見えるね 街灯が香らせるレモンとか 銀河する柑橘系 首都高を満たしていく蜜の川 我らもまた、光ね この夜を凌ぎ 迎えにいく朝 加速する詩と肉を運ぶ流れ星 燃え尽きるまでの一瞬で強く烈しく くじけそうな心に届く 子を抱く蟹の見る夢にさえ 届くように 光あれ 順々にくる朝の ただそこにいるだけで