秋に降る雪を眺めて、 光の中にあった 小さなノイズ探して、忘れ物探す。 1年前の事を思う。 夢じゃないの? 古く新しい季節は、 いつかの日々で。 まるでそれは温かな煙、 許されるの? 部屋の中で手のひらの影を 眺めて、変わらないで。 水色は 嘘でもいい。 透明な 夜は繰り返してく。 あの冬は、殺せばいい。 その空は、 扉の隙間からこぼれだす。 二人、その扉の秘密。 雨の中、約束。 叶わなかったのか、誰も知らない。 冷えた道路、白が積もる部屋、 鳴らない音。 2年後とか、美しい嘘を 時計台は知っていたの? 水色は 嘘つきで。 線の中 昨日は消してゆくの。 あの夜は、殺せばいい。 忘れ物、触れた指から 春が溢れ出す。 水色は 嘘でもいい。 透明な 夜は繰り返してく。 あの冬は、殺せばいい。 その空は、 扉の隙間からこぼれだす。