眠い目こすって午前4時 始発電車を 人影まばらなホームで 僕は待ってる 何度も夢に敗れて 裏切られて そしてここへ辿り着いたんだ 疲れた顔のサラリーマン 鳴らないケータイ ひとり寂しく見つめてる 華奢な女の子 みんなどこへ行くんだろう どこへ帰るんだろう そこに安らげる居場所は あるのかい? 誰のせいでもないのに 被害者気取っていたのは きっと自分の弱さを 認めたくないから でも「頑張れ」って言葉より 「頑張らなくてもいいよ」って 君が言ってくれた時 涙零れました 静寂の中 夜明けと共に 電車は今日もやってきて 繰り返すだけ それだけなのに 僕はなぜ 待ち続けているんだろう 急ぐ理由はないけれど 僕は何度も 時計の針を気にしては 溜め息をつく 一体どこで間違った どこで諦めた 巻き戻すためのボタンが あればなぁ… 無機質なアナウンスが 電車の到着を告げる 気がつけばもう世界は 動き始めていた ほらこんな汚れた街にも 綺麗な朝日が昇って 望んでもいない希望を 今さら見せつけた 静寂の中ドアが開いた 本当はとても怖いんだ これに乗ればそうまた同じ日々 わかってるこのままじゃ 駄目だって 〈♪〉 埃まみれの夢のかけらが ポケットの中から落ちた それは小さく でもまだ僕を 信じて こんなに光ってる 忘れていたんだ 本当にごめんよ あわてて僕は飛び出した 誰もいなくなった ホームで一人 朝焼けに 染まった街を見てた