泣きはらした目に 絵葉書が揺れる あなた遠い街で さよなら書いたのは せめてもの私への いたわりね 吊り橋の写真 選んだ理由は 心の架け橋が なかったせいかしら やさしさを読み取れば 胸がつまるわ あなたと私の 淋しさを足せば それが愛と 信じてたの 去りゆく季節を 追いかけてみても あなたはもう 帰らないの 旅立ちの前に ここに来たあなた せめてその隣に 私を横たえて なぐさめることくらい できたはずだわ あなたと私の 淋しさを足せば それが愛と信じてたの 去りゆく季節が 手に残したのは インク滲む 絵葉書だけ