呼吸が只詰まった 話せない、離せない 全ては檻の中 心の隙間を 言葉が静かに埋めていく 奏でるショパン・エチュード 斯の儘、如何か踊って。 舞い上がるシュガーコート 幼さを忘れて 嬌声を聴かせて欲しい もう溢れるくらいに 鏡に薄ら映った 貴方の仕草で胸を詰まらせた 寂寞で居れずに 只管鍵盤を奏でる 大きな不安、憂いが 指先から流れる すれ違うチェリーケーキ 結び目を解いていく 現在だけはふたりで 唯、視界を交わして 奪うように手を伸ばした 気づまりも要らない さあ、振り払うように 舞い上がるシュガーコート 思考すら忘れて 呼吸を聴かせて欲しい もう溢れるくらいに