もう いつの間に世は 荒れ果ててた 震えるほど 許されぬこの 悪の極み そう 今踏み出した 彼の旅路は 平和のため 散り行く覚悟 立ち向かう 寒空の下 流れ星に願い ただ見送る ご無事を祈り続けて この世界 彩り忘れた夢 取り戻すために あの日交わした約束 今も 変わらぬ想いで 嗚呼 陽炎のように ただ命ある限り 静寂の朧月に 独り祈って 紅を差す もう 忘れかけてた 淡い記憶 ただ無邪気に 駆け回ってた 見晴らし山 そう 遠く眺めた 憧れの地 今は違う 憎しみ嵩む 黒き牙城 焔のように怒り いざ遠くへ 幾年かと ただ帰りを待っている いにしえに 勇者は戦い その光は滅んだ 繰り返す過ちなど 今は 誰も知らぬ闇 嗚呼 高鳴る鼓動は ただ平和を求めて 何里何千里 彼方 託した一筋の望み 永久に捧げる この愛は 一途な夢の 物語 時代に抗う あなたの強さ お慕い申して下ります 嗚呼 波乱の旅路を終え また逢えるのなら 穏やかな懐かしい日々 そっと 二人で生きたい この世界 彩り忘れた夢 取り戻すために あの日交わした約束 今も 変わらぬ想いで 嗚呼 陽炎のように ただ命ある限り 静寂の朧月に 独り祈って 紅を差す