あれは15.16歳の頃 2人で語り合った未来 「お前の結婚式友人代表の挨拶で 歌歌うわ」 多分その頃には売れてるから 相手の親族の方にも 喜んでもらえると思う 真顔で語り合った夢こそが情熱 色褪せない記憶 昨日の事みたいに思い出せる どうやらその未来が 本当に来たみたいだ でも現実そんなに甘くはなかった 歌ってはいるけど全く 売れてなかった 昨日も500人入るライブハウスで お客さんさん2人だった そんな時はすぐにお前に連絡 「まだまだこれから」 「1人ずつから始めたらいい」 この言葉に何度救われただろう あなたが選んだ 人は間違いない人です 俺の人生かけて保証します 1人じゃ不安だからって 結婚指輪買いに行くの着いて 行ったんです ショーケースに並んだ指輪たち 値段見た時俺何も 言えなくなりました 全て選んだのは彼です 俺はただ横で見ていただけです 給料何ヶ月分なんだろうと 俺の思いとは裏腹に あなたの薬指に似合うものを 選んでいた 彼の横顔は15.16から 何も変わっていませんでした 恋人が家族に変わる お前の背中が大きく見える 背負ってるんじゃなくて 抱きしめていた そうかこれが愛か 君を思えば 世界は明るい 一緒に食べる ご飯がおいしい 土山町を巡るあいくるバスは 数名の年配の方と数人の学生さんを 乗せて 今日も街を走っています 年配の方のラジオテレビから 学生さんのイヤフォンから この曲が流れた時に 俺たちの語り合った夢は 叶うのでしょうか 分からないけど そうなる事を願って 今日も歌を歌います ご祝儀渡せなくてごめんなさい ライブの遠征で明日の生活で 精一杯で こんな情けない友だち 友だちって言っていいかな でもその代わり CDを1枚渡しておくから これ数年後何倍にもして 買い取りにくるから そんな事を伝えると言われる前から そのつもりだったと 何よりも優しい友からの言葉 春になればまた何か始まり 夏になればみんなで集まったり 秋になればまた何か理由つけて 集まり 冬になれば色々思い出すね 季節変わっても時間が経っても 変わらないものが確かにあったね 縦の糸はお前で横の糸は俺だった それと同じように彼女と 紡いだものがある 織りなした未来が今日だ 恋人が家族に変わる お前の背中が大きく見える 背負ってるんじゃなくて 抱きしめていた そうかこれが愛か 2人はいつか 2人以上に いやそれぞれの選択 2人だけでもいい でももしも2人以上になれば 流す子守唄俺の曲 音楽の英才教育 時にぶつかり ダメになりそうになっても 出会った時の事思い出して 満ち足りているから 少ないと感じる 生きている事今日も忘れないで