コンビニの帰り道 すれ違った誰かの香水 なぜだろう ふいに 君の顔が浮かんだ 信号が青に変わって 歩き出したその瞬間に 記憶が風にまじって 僕の胸を締めつけた もう泣いたりしないって 決めたはずなのに 日常に隠れた 君がまだ僕を揺らす 君の香りがした 何気ない夜の風 あの日の笑顔が 一瞬だけよみがえる 忘れたはずの気持ちが 静かにノックしてくる もう戻らないって 知ってるのに ひと駅分歩いてみた イヤホンから流れるメロディ 歌詞の一行だけが まるで僕のことみたいで 時は進んでくけど 心は少し遅れて 君といた日々の影 追いかけてしまうよ 君の香りがした 季節がまた変わっても 思い出はずっと 消えずにそこにある 胸にしまった言葉が また浮かんでは消えてく もう届かないのに 君がいた 静かな帰り道 ポケットに手を入れて 「元気でいるといいな」って 心の中だけでつぶやいた
