Track by南 佳孝
天然色の森を あなたは駆け抜けて 逢いに来てくれたね ひと目を忍んで 家具のない白い部屋 ぎこちないまなざし ふと触れあう指に 電流が走る 炎が燃えてる 冷たく 優しく 孤独な心の深みで 背中にまわした手が 少しずつ強まり 生きてる歓びが 熱い息になる 素肌に着たニットは 草の匂いがして 秋の落葉たちが 窓を埋めてゆく 炎が燃えてる 激しく 哀しく 命の火花を散らして あなたの髪を束ね うなじにキスをした 燃えあがる炎は いつか灰になる