あたしを全部見せたい 君を全部知りたい そう思って眼を開いたんだ 揺らいで滲む風景 夜がまた来るな? 声が聞きたくなるな? きっと忘れられないな もう終わってしまうのに あたしは全部見せたい 君を全部知りたい 「どうなってしまってもいいよ」って 笑ってみたんだ 「さよなら、また明日」 当たり前に言ったんだ その裏で泣いていた心に背を向けて 間違ったことばかりしてしまうあたしだけど その度に気付くのです、淡い思いに 分かり合えぬことを見せる世界の ど真ん中にいる君の声が 夢で鳴って、夢で鳴って ひとりで ひとりでまた 今日も回るこの世界の ど真ん中に立つあたしを思って 夢で泣いて、夢で泣いて 今すぐ 今すぐにさ 淡い現 微睡むのは あたしの見る真昼の夢 痛いくらいに覚束ぬ 思いをまたひとつ握って 夜がまた来るけど 声が聞きたくなるけど この夢から醒めたくはないの 気付いていますか? 勘違ったことにさえ 為りもしないようなことで 愛されたつもりになって 笑ってた 笑ってたよ もう終わってしまう夢、の端っこで ひとりうずくまって じゃあどうしようかなんて唄っている 当たり前にあたしを拒む世界の 裏っ側にある夜を纏って 君は泣いて、君は泣いて それで良いんだなんて言ってる 今日も変わらぬこの世界は ど真ん中に立つあたしを残して ただ回って、ただ回って 夢を終わらせようとしてる 勘違ったことにさえ 為りもしないようなことで 愛されたつもりになって 笑ってさ 笑って、泣いて、 間違ったことばかりしてしまう あたしだけど その度思い知るのです、君への思いに 分かり合えぬことを見せる世界で ど真ん中にいる君を思って 夢で泣くよ、夢で泣くよ ひとりで ひとりでまた 今日も回るこの世界の ど真ん中に立つ君を思って 夢で泣いて、夢で泣いて 今すぐ 今すぐにさ ねえ あたしを見せたい 君を全部知りたい きっと忘れられないな 揺らいで消える風景