“乗っていきなよ”と声をかけられて あきらめる決心が 雨の中揺れはじめる 二人きりになって ぎこちない距離を おしゃべりで埋めながら “もしかして”考えてる 助手席に染みついた彼女の香り 私の心を 見張ってるけど 窓に落ちてくるしずくTender Rain 私の願いを 知っていたの 偶然じゃなくちゃ 許されない この瞬間を胸に今 刻んでゆくの 車のライトがゆっくり繋がる 渋滞はこの街のイルミネーション ずっと見ていたい あの角を曲がったら 魔法が解けてしまうこと本当は わかってるけど 窓に溶けてゆくしずくTender Rain 私を降ろした後でわかる 曇ったガラスに残した気持ち 小さく「スキ」と書く指が 少し震えた ずっと隠してた ずっと忘れようとした こんなにあなたのことを好きなのに 止むことのない この雨のように あふれる想いは降り続く 窓に落ちてくるしずくTender Rain 私の願いを 知っていたの 偶然じゃなくちゃ 許されない この瞬間を胸に今 刻んでゆくの 窓に滲んでくしずくTender Rain 曇ったガラスに書いた文字は 気づかれないまま こらえきれずに 涙のようにこぼれ落ちて 消えてゆくでしょう