ある日目覚めたそこは見知らぬ場所 開いた扉の外に人影 抜けた記憶求め駆ける まだ周りも見えぬまま 人ごみに紛れたその影は異国の子 絡げた裾がほどけて舞う 子供は去く 消え失せたあの子と現れた大男 なぜどうしてこんな目に遭う? その日連れられたは廃ホテル ホールでダンスを踊る人もいる 何が起きた 誰の仕業 ただ帰りたいだけなの 豪華な食事が届きワインを飲み干し た みな騒ぎ出し時は進む 出ていきたい 蝋燭の灯る廊下 音楽と声響く ここは天国のような地獄 宴を楽しむ人と宴を恐れる私 もうここにはいられない 走り出した 迷い込んだ迷宮 誰も帰すことなく また宴の声が響いた