眠らなくてもいい夜があるわ、 じっとしていて。 一晩中その繊細な心を温めさせて。 ベランダに揺れる月は もうすぐその眼差しを癒し 強く凛とした女は 明日もここで その肩に寄り添ってる。 もし何もかも失っても 私は迷いなく そばにいるわ あなたに吹く風がひどく うす汚れない様に。 愚かね、とても。 私には黒く濡れたこの目で ただ あなたのこと見つめては 泪を流す事しか。 誰がこんな疵跡を…。 私の愛する人に、なぜ…。 錆びた憂鬱に閉じこもるだけの 弱いあなたも私には愛せるから。 とても安らかな棘の様に あなたのためらいを縫っているわ 私ならばたやすいのよ どうにでも出来るのよ。 <♪> もし何もかも失っても 私は迷いなく そばにいるわ あなたに吹く風がひどく うす汚れない様に。 とても安らかな棘の様に あなたのためらいを縫っているわ 私ならばたやすいのよ どうにでも出来るのよ。