「止まれ」と囁く信号 少し短い飛行機雲 私たちどこまでだったら だらりと歩いていける? いつまでも笑っていられる 訳じゃないことも分かっている うまく大人になれるのかな なんか嫌だな 電車の窓 過ぎる街も 色褪せていく気がして 忘れられるわけないってこと たくさんあったはずなのに 振り返れば何がそこに あったんだろう 必ずまた会えるよねと 強く願ったはずなのに 思い出せば誰がそこにいたんだろう もういいや 意味なんかないんでしょ ほんの数行の言葉だけで 「何が分かるんだろ」愚痴は飲んで 笑顔作ってんだ 意味なんか無いんだよ 上っ面だけの今を なんとか進もうとしてるよ そう 頼りないこの足で 一人取り残されてるような 感覚が消え無くなってく 自信なんてこれっぽっちも 持ってないんだよ 灯りのない 部屋の隅で 気づけば夜が更けてく 期待に胸を踊らせて ここに来たはずなのに 急に怖くなってしまうのは ねぇどうして 「あの人みたいになれたらな」 憧れたはずなのに 変わりたくないって思うのは ねぇどうして あぁまだ ずるいままなんでしょ 逃げ出したくてたまらないって 何がしたいのかも 分からないし どこへ向かえばいい 弱いままなんだよ 自分でいられる理由を なんとか探そうとしてるよ そう 震えるこの声で 人の価値なんて 他人に分かるわけないのにな うまく渡れない世の中 じゃあもう いらない子になってしまうの? あぁ 10年後の私になら この答えがわかるかな 辛くて泣いてしまいそうな 今の私を 笑ってよ 強くなれないのは 自分のせいなんかじゃ きっとなくて 投げ捨てたい不安も 今は抱えきれなくたっていい この足じゃまだ 走れないかも それでも なんとか歩こうとしてるよ そう 私が選んだ 私は