ええ、あの子のことは嫌いです。 ねえ、何がそんなに 楽しいのです? 見せかけだけの馴れ合いなんて つまらないわ 心は簡単には自分でも 変えられはしないのに それを一体誰が 変えてくれるというのかしらね でも いないいないな もういないな 分かり合える人いないな けれど別に気にしないわ ひとりは好きなのです うるさいな うるさいな 気安く干渉しないで 媚びたりなんかしたくないの 自由気ままにいたいの あたし 黒猫ですもの ええ、あの子のことも嫌いです。 ねえ、何と戦っているのです? 見えないものに惑わされて 憐れなものね どうしてあれもこれも 汚いとこが目についてしまうの でもね気まぐれだから それでも夢は見てしまうのです だから恋したいな 愛したいな 愛されながら 恋したいな こうされながら ああしたいな 理想ばかり飛んじゃって 勘違いって 大嫌い 期待しちゃって馬鹿みたい そういうのって興味ない 知らんぷりする だってあたし ひとりなんですもの ハジマリは思いつき オシマイは運の尽き 素直な気持ち隠して強がって 不器用は生まれつき あたしの嘘つき 構ってほしい時もあるのです でも いないいないな もういないな 甘えられる人いないな 撫でられたり 戯れ合ったり ないもの求めちゃって 寂しいな 寂しいな 本当はちょっと 寂しいな ひとりでいるのは 好きだけど 本当は寂しがり屋の そんなあたし 黒猫ですもの