みずがめ座に混ざり合う 76年来の旧友達 人工サンゴとISS ヒレを瞬き会釈告げ 広がり続ける星槽から 大気圏のガラス 越冬前の極東へ 見上げてごらん夜空の僕を 前に見かけたアポロの文字と 月面闊歩の二足生物 残影見惚れるベテルギウス アンダートーンなシリウスにカペラ そぞろに並んだ星屑達が 僕の器官を軌道に乗せてく 幾星霜 泳いで辿り着いた惑星 星間を泳いで気まぐれな遊魚にさ なに一つ叶わなくても あと一つ叶えたくとも 鱗には赫くしかない オリオン座に見送られ アンターレスのカーブ抜けたら 76年来の初めまして 久しぶりは少なくて 疲れ知らずのヒレがチクリ プラチナムなプラネット 飽きがさした土星の輪環も アーキタイプな木星人手を振って 深星海な新世界から 7.83hz星の潮騒を 奏でるは浅瀬の惑星へ 勝手見知った三角形を ダイアゴナルに横断してく 冬の日だって 夏の日だって 76年に一度なら 今行くよ 幾星霜 泳いで辿り着いた惑星 星間を泳いで気まぐれな遊魚にさ なに一つ 叶わなくても あと一つ 叶えたくとも 鱗には 赫くしかない 鱗には 赫くしかない