きっとあんたには わからないでしょう こんな言葉は届かないでしょう まるでがんじがらめの否定にも 強く抱きしめられたまま きっとあんたには わからないでしょう こんな言葉は届かないでしょう それが合図だよ 赤 危険信号 脆く呆れた もの言えぬまま ついではいで全部嫌になって ごっこだって そっか癖になって 溢れる 途切れる 春は何回目 生まれ変わったわたしに 野暮なこと持ち込まないで 想定内のしあわせとか くだらなくて 戻れないよ きっとあんたもう わからないでしょう こんなことならなんて遅いんだよ 続く暗示のような暮らしにも 意味を突きつけられたままだろう 瞼が重たくなる 揺れる影 遠くなる 二人が千切れる 夜は何回目 くらやみに浸すように 馬鹿なこと考えないで 後悔だって かなしみから 見つけたんだ なあ そうだろう 心配ない 言葉はあてにならない 誰にでもなれるさ 今夜 もう一度 最初から生きたい 春は何回目 生まれ変わったわたしに 野暮なこと持ち込まないで 想定内のしあわせとか くだらなくて 戻れないよ