『つまらない』と言う君は 何で満たされるかな? 単調な彩りの絵に 挿し色は何色がいい? もっと変速的な方がいい? 上がり下がりがあった方がいい? 足りないものは何? 水鏡 映し出す昼さがり こんなにも静かな日 わずかな心の揺らぎが 大きな波紋を作り出す 見てごらんよ 聞いてごらんよ すべてをかたち創るものの声 葉の上滑る雫に 錆びた階段の日溜まり 台詞めいた君の言葉さえ 僕には愛しいのに 眩しさに目を凝らし 大切なものを束ねてゆこう 祈りにも似た思いで 今を絶え間なく紡いでゆけるよう 今日をupdateするもワンフレーズ 付け加える言葉もなくて どっかで『何かがないかな』 期待するも不毛なスパイラル ただぬるま湯に浸かる 溶けたものが見えなくなる 自分問いかけるきっかけ 見つからずに月は満ち欠け 目を覆いたくなる酷いニュース 病気や事故そして死 そんな出来事も他人事のように 時は刻み 一秒後の 自分を疑いもせずに 未来を疑いもせずに ハイドandシーク 探しものは目蓋の裏側に 雨で黒光りする道路 笑い声が響くこの部屋 あてにならない約束さえ 僕には愛しいのに ちりばめられた暗号を ひとつずつ読み解いてゆこう 闇があるからこそ 光が意味するものを忘れぬよう 膨れた記憶に押されて 忘れてしまうものがあって 永遠はないから 確かめるように今を生きるよ 眩しさに目を凝らし 大切なものを束ねてゆこう 祈りにも似た思いで 今を絶え間なく紡いでゆけるよう ちりばめられた暗号を ひとつずつ読み解いてゆこう 闇があるからこそ 光が意味するものを忘れぬよう