道端に煙草の 吸い殻が落ちてても 路線バスや電車で 高齢者が座れずにいても 悲しいけれど みんな揃って知らん顔 知らぬ間に二十歳も 生きてしまった 気が付けば周りの ほとんどがやめていってしまった 悲しいけれど みんなそれぞれあるんだろう いつからこうなったんだろう いつまでそうやってんだろう いつかはきっと きっと いつかは 変わりゆく季節の中で いつまでも変われないけれど 許して 許して 許して たまらなく欲しいのは 目に見えないものばかり 数え切れない程 なぞってきたこの道を行けば 腹立だしい もううんざりだよ これで何度目の挫折だろう 南南東へと向かう 二百メートル先右折 この先分岐が続く 間違いながらも進む 続いていく 変わりゆく景色の中で いつまでも眠れないけれど 綺麗だね 綺麗だね 綺麗だね 見て見ぬフリはやめにして 気付いたらそこからは築こう 気付こうよ