誰も知らない思い出の部屋で 少し古びたレコードが回っている 時間が止まるように感じた あの頃に戻れたら、なんてね ビルの影に隠れている僕の気持ち 小さな灯りに揺れる、消えない期待 振り返るたびに見える 残像が胸を締め付ける 離れられないんだ、 過去のまぼろしから 消えないメロディーが響く夜の中 僕を引き戻すあの日のリズムが 心の奥でずっと鳴り響いてる 何度も手放そうとしたけど 過去の残像がいつも目の前にいる ネオンの光が僕を包む それでも抜け出せない、この空気 古びたフィルムの中で繰り返す 忘れたはずのストーリーが蘇る 過去が僕を支配してる まるで静かなラジオが 途切れないように 懐かしさに甘えてばかりいて 未来の扉を閉じかけていた 変わらない夜の街が 僕を包んでまた、静かにささやく 無意識に歩いたあの道を 同じ景色のまま残している 変わらないでいてくれと願うけど 本当は僕だけが変わらないんだろう 離れられないんだ、 過去のまぼろしから 消えないメロディーが響く夜の中 僕を引き戻すあの日のリズムが 心の奥でずっと鳴り響いてる 今夜もまた、あの曲がかかる 僕を包む音が時を止める 新しい光なんていらない 過去の中でただ漂っていたい 離れられないんだ、 過去のまぼろしから 消えないメロディーが響く夜の中 僕を引き戻すあの日のリズムが 心の奥でずっと鳴り響いてる 繰り返す思い出と音の波に 僕は静かに沈んでいく 過去と共に眠りたい