ここは前に通り過ぎたことがある そんな気がする 気のせいかもしれない 目白通り 朝もやを吸い込んで やや輝いている 手を振って別れた 平凡な毎日に命を掛け捨てている そんなに冷めた仕草でほら 片付けないで 未だに響いている長いララバイ 聴こえないか ありふれたコーダでは 多分止まらないだろう 同じ事を繰り返さないように ただ祈るばかりさ その先は知らない 強風で折れたのは どこかで借りた傘の骨 こんな思いを他の誰かにさせないで みぞおちで凪いでいる憎いララバイ 気のせいか お互い死に際に会えたなら それでいいだろう 未だに響いている長いララバイ 聴こえないか ありふれたコーダでは 多分止まらないだろう みぞおちで凪いでいる憎いララバイ 気のせいか お互い死に際に会えたなら それでいいだろう