幼い頃僕の小さな手のひらを 握った二つの温もりが 今でも 行く先を示してくれている 初めからそうでしょう? 変わらないまま この手のひらには 二人だけが望んだ 未来の答え秘められ そう 解き明かすため 色褪せない奇跡を 僕等歩いていくんだ 呼吸もしづらい程この街には 不安が溢れていて 見上げた空も 灰色に見えた 人混みの中 孤独が僕を包んだその先で 数えきれぬほど 寂しさを隠した 下手な強がりも 受け入れてくれたね ありのままで 時計の針にも意味を持たす あなたの言葉は まるで魔法で そう いつか僕にも わかるときが来るまで 奇跡と呼び続けよう この手のひらには世界でただ 二人の望んだ未来の証 そう いつか僕等も その色褪せない奇跡を 誰かと歩いていくんだ 声の届かぬ日々も 帰る場所はあるから この手握った温もり いつも 忘れないでいよう 声が届くそのとき 帰る場所へ必ず 色褪せないこの温もり あの日のままで届けよう 変わらないように