ハイスクール耳障りな叱り声で目を 覚ました 空調が効く教室で気持ちよく 眠ってたいのに 隣の娘に笑われた それが何となく愛しいね クラスで七番目位のサブカルと 恋模様 勉学に励まなくったって俺には ギターがあるから そんな馬鹿話に笑う君は 世界一綺麗だった 君のイヤフォンからいつも 流れるうるさい音楽は 俺の耳にこびりついていつも鳴り 止まんのさ 唐突な愚問にだって 賢さを装って饒舌 語り口調があのバンドの 歌い手に酷似している 屋上で星を眺めようよ 学校に二人忍び込んで 君とはなんかうまくやれそうな 気がする リスクを負って初めて価値が 見出せるなんて刺激的な女子を 気取る君に調子合わして 二人暮らしでもしようか 遠くまで旅でもしよう 漠然と未来のことを 語り尽くした十八の恋模様 果たされない約束積もって それでも別に構わなかった 色づいた春風に吹かれながら それから月日は流れて 全部夢だったんじゃないかってほど 呆気なく過去になる 果たされない約束積もって この季節が来ると思い出すのさ 色づいた春風に吹かれながら 戻りたいなんて思ったりする