「完全究極体、超合金、 何も分からぬ事はは無い 僕はすこしだけつよい何かの力で守 護(まも)られている様なもんだなあ どっちかといえば差し込む光で日々 を謳歌する方かな それとこれから始まる事にざわめい て夜まで待てない」 そうだったらいいのになあ カラカラになりそう ついでに錆びそう 空威張りと見掛け倒し あー、そんなんでいいのか 籠の中の鳥は いついついつ出やる 淀むその両目は 夜明けをとらえるように 鶴と亀がすべった 「肝心要の根拠の少ない御託にやら れてどうやら 僕は少しだけ薄い意識の最中で丸め 込められているようだなあ 取っ散らかっているどっちでも同じ 御託を並べてそうだな それとこれから始まる事にざわめい て夜まで待てない」 そうだったらいいのになあ ”君には分からない” 事なんていらない 思い上がりで狼狽えそうだった 殻の中の鳥は いついついつ出やる 世界の真ん中をこじ開けるかのよう に 鶴と亀がすべった 籠の中の鳥は いついついつ出やる 燃えるその両目は 夜明けをとらえるように 鶴と亀がすべった それでも逡巡置いておいて 足りない何かを補って 後ろの正面 君がいて 鶴と亀がすべった