蒼い空が時にその色彩を 増して裏切るように 帰り道を雨で隠した いつも種を植えて 僕の帰りを待つ君は その花がまだ咲くと信じている <♪> 行く先さえ告げず 光のさす扉の向こう側へ 歩き出した 唄が導く森のざわめきが 激しく魂を揺さぶる 烈火に焼かれた痛みを 押し殺して走る 小さな命を燃やしながら 咆哮に絡み付く赤い炎 仰いだ空を滑空してゆく影を追う <♪> 頬を伝う雨が隠した弱さは 帰すれば望む強さに変わる 唄が導く森のざわめきが 激しく魂を揺さぶる 烈火に抱かれた空が怯えている まだ震える指を押さえつけて 虚空から見下したその眼光を 強く軋む弓で閉ざされた 明日を射抜く <♪> すべてを捨てる事もできずに 時だけがただ移ろいゆくけれど 遥かを映すこの目にもう一度 あの花の姿を映したい 烈火に抱かれた空が崩れていく まだ絶えぬ痛みを流しながら 咆哮に震えだす空気を裂く 烈火に焼かれた心を宿し 諦めを振りほどき前を睨む 強く軋む弓で 閉ざされた明日を射抜く