出鱈目に絡まった 人の海を漂い浮かぶ僕は 流れては逆らった いつか沈む時をただ恐れて 右に倣って笑うこと 教わるままに歩く日々を やめにしようともがいた 微かな日を灯して 枯れた喉が鳴らす言葉 今届けるよ 強がってたんだ 誰より好かれたくて 弱い目を隠して いつまでも踊った 借り物だった事すら忘れたのさ 昇る日と沈む日に 眩まされて 自分だけ騙す約束も 守れないままで 揺らぐ夢 昨日まで寄り添った 人も今は違う顔のような いくつもあって濁る場所 変わらぬものを笑う石を 蹴飛ばした先では 喉は潤せそうか 乾いたまま歌う声も 不図愛せたよ 華やいでたんだ 誰もが選びたくて 強い目を宿して その人は歌った 凝り固まった こころが求めたから 届くように行けるように 手を伸ばして 願う今日の意味を 揺るぎない歌を 確かな希望などなくても 響く鼓動 強がった声もいつかは 弱い日々を変えるかな 選んだこの場所で笑った 借り物だって 誇れば証なのさ 昇る日も沈む日も ただ進むよ この胸でひとつ守るもの 僕らに明かりを灯す夢 僕らの明日を繋ぐ夢