東京間近とベルが鳴って 覗いた窓から 遠くの空にビルがささって 夜が逃げた とうとうついた西口だって 少しも変わってないな 環状線を左回りで君のホームへ ドラマみたいな綺麗なもんじゃ 決して違うけど 君と僕が出会えたこと 大事にしたいから 遠く遠く離れたこの距離が 街灯ひとつずつ近づいた ドキドキ胸を打ったこの声は 君にも聞こえてるかな 「東京ついた」連絡だって 画面の窓から 便利なもんも不便になった 絵文字じゃ足んないよ 見えないものに距離が混じって さらに見えなくなった 感情さえもギリギリなんだ 好きって言ってよ、ねぇ。 こんな不安もこんな僕も 消えてしまうほど どんなもんじゃい 見つけたもんな 改札向こう側 遠く遠く離れたこの距離が 感情ひとつずつ積み上げた 時々夢の中出会ってた ベルには気付かないまま... 気付かないまま...