抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 皮のコート そでも通さず 風に吹かれでてゆくあの人を 色あせた 絵のような黄昏がつつみ ヒールの音だけ コツコツひびく あなたは帰る家がある やさしくつつむ人がいる 指輪はずして愛しあう いけない女と呼ばせたくない 秋に枯葉が 冬に風花 辛く悲しく 舞い踊る さよなら さよなら さよなら さよなら 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 僕は今夜 少しばかりの酒を飲んで 眠ればいいけれど 灰色の冬の街 かけぬけた人の心は どうして 暖めるのか あなたは帰る家がある やさしくつつむ人がいる 顔をかくして生きてゆく 不幸な女と呼ばせたくない ※街にみぞれが 人に涙が 辛く寂しく 凍らせる さよなら さよなら さよなら さよなら ※ (※くり返し)