最後はまるで 夏の終わりみたいに いつの間にか なくなっていたの 二つに割れた 空に浮かんでる 滲んだ月を 片方の目で見つめる くらいさ 当てもなく彷徨う 余裕なんてない 長い長い夢の中で 辛く暗い思い出だけ 頭の中駆けるように 思い出してさ 愛していたと 言わなきゃよかったな 心の底は 干からびてしまった 行き止まりのたびに ふと思い出す 甘い甘い嘘をついて 途切れた声にすがる 両手を伸ばしたって 届かないんだ 言葉は行き過ぎて 元に戻らないの 変わらないでいてと 切に願うだけで 長い長い夢の中で 辛く暗い思い出だけ 頭の中、歌のように 流れ出すから 甘い甘い嘘をついて 途切れた声で叫ぶ つま先立ちしてもまだ 届かないのさ