予定のない夜 頼りない空 黒猫が通る 都会でひとりきり 公園の隅 星たちが凍える 表通りはにぎやかで さみしさについて考えた 行くあてもないまま 彷徨う心 飼い主を探した あなたの胸の中 生きていた頃 ごまかしてた居場所 鎖のように 繋ぎたい 確かなこと 抱きしめよう さみしがりなわたし いま 涙を拭いてあげる さようなら 今度こそ愛したいから 自分の足で歩きだす 静寂もビル風も 気にも留めずに 満月がひかる あの日のずるいセリフが 頭の中離れない 理屈をならべられるだけならべて 往なす 鎖のように 繋ぎたい 私だけの言葉を やみくもでもいい 足跡のこし 進んでゆく 抱きしめよう さみしがりなわたし もう 大丈夫だからいこう さようなら 今度こそ愛したいから 自分の足で歩きだす