夏の木陰で震える身体。 青く高い空、僕は目を瞑る。 ボクが居て、キミが居て 何もかも、そこにある だけどまた探してる 足りないモノなんて無いのに 川を撫でてみても 石を投げてみても 鳥居の下、くぐってみたって 忘れ物は無い 隠す物も無い そのくせ僕も居ないな 僕は落ちて行く日々の中へと 絶えず聞こえる幼い声の元へと 夏の木陰も涼しくなった。 酷く寒い朝、僕は手を放す。 ボクが居て、キミが居て 何もかも、そこにある だけどまた探してる 足りないモノなんて無いのに ボクの名前を呼んだアナタに ボクは何かを与えられたのか 冬が始まり袖を手に掛け 泣いて笑って 汚れを愛してね。