別れて忘れる くらいなら 愛していないわ はじめから 想い出 かぞえて 待てば そぼ降る 宵町(よいまち)しぐれ…… 泣かせないさと 抱いたじゃないの なんで泣かせる 中洲の雨よ ふたりで暮らした 年月(としつき)の 長さのぶんだけ 切った髪 あなたの 残り香 消すに 消せない あの窓灯り…… 白い鈴蘭 また咲いたのに なんで泣かせる 中洲の雨よ 博多の海より まだ深い 一途な心を わかってね 水割り ください 酔えば 夢でも また逢えますか…… そんな気がする 恋唄ばかり なんで泣かせる 中洲の雨よ