本当はお互いに 見返りを求めてたんだ なんでも話をしたのに 僕ら手を離す 小雨のふる街 君はまだ暮らしているの 偶然会うとこわいから きょろきょろしちゃうよ 雨露したたる 薄濡れの花が またひとつ咲いて ひとつ枯れた 大袈裟にかわる空の色に ふざけんなって 何度もカメラを向けて 雨上がりの虹は僕に盗まれた 答えも出せずに 裸をかさねたいつかは 大きな間違いだった事 今ならわかるよ ―楽しそうな顔 他でみせないで。 だけどそれも終わり さよならした 呆れて涙もでないだろう 情けなくてダサくて 子供じみた 言い訳を探して 僕は またひとつ咲いて ひとつ枯れた 大袈裟に変わる空の色に ふざけんなって何度もカメラ向けて 雨上がりの虹の向こう 前を見る君の瞳に 完敗だ