どれだけ美しい旋律なら 傷ついたあの子へと届くだろう 涙のひとつも拭えないで 何を誤魔化してるの 誰かのためだと言わなければ 逃げ道があるようで 何度も絶望して それでも捨て切れない それは希望とかじゃなくて ぼく自身に託した願いだから それがどれだけ美しい旋律なら 傷ついたあの子に届くのだろう 特別なものに焦がれた日々だけじゃ 何ひとつ掴めずに 足りない何かを埋めるためなら 手段は選ばないの そうして失くしたものをいつも 愛しく思うくせに 何度も嘘ついてそのたび悔やむなら 数秒先の未来をイメージして どれだけ美しい瞬間でも 振り返るばかりじゃ見逃すから 始まりの果てに終わりがあることも 恐れずにいられたら 変われない言い訳も変わるだろう 永遠に続くような幻に出会うたび 信じることがまた少し怖くなるけど 何度も絶望して それでも捨て切れない それは希望とかじゃなくて ぼく自身が託した願いだから たとえどれだけ美しい旋律でも その向こうにぼくが見えなければ 間違い続けた不細工な日々こそが ぼくのこと創るから きみのため創れるよ 今ならさ さよなら ひとりで歌うぼくよ 終わりへと向かおうか 誰にもなれない物語で ぼくらしくあるために