真夜中の寝息が消えてく 僕らの深い傷が癒えてく 頬伝う雨がまた凍てつく もうはなれないよう繋いだ 手みたいに そばにいることはわかってるのに 幸せと思う今があるのに 終わりがいつか訪れるのを 背けた瞳に映る蜃気楼 ずっとあのままの僕らなのかな 君の手を引き飛び出す窓から 朝にさようならを告げて真夜中へ 飛び込んだ僕らは若い菜の花 朝が君を襲うよりも 早い速度で君に届いた あの日口にした苦いコーヒーが 僕らの背丈を示していた 真夜中の寝息が消えてく 僕らの深い傷が癒えてく 頬伝う雨がまた凍てつく もう離れないよう繋いだ手みたいに そばにいることはわかってるのに 幸せと思う今があるのに 終わりがいつか訪れるのを 背けた瞳に映る蜃気楼 導かれるまま生きるよりも 僕らは僕らなりに生きてこう 拙い言葉を編んで囁く 僕ら2人きりで夜へ逃げよう 朝が僕らを引き離してく 君の声が朝霧に溶ける 僕らの場所は確かにここに あるからまた2人夜に落ちよう 真夜中の寝息が消えてく 僕らの深い傷が癒えてく 頬伝う雨がまた凍てつく もう離れないよう繋いだ手みたいに そばにいることはわかってるのに 幸せと思う今があるのに 終わりがいつか訪れるのを 背けた瞳に映る蜃気楼 君と分け合った歌を流し 君と過ごしてた部屋で1人 街の明かりが夢へ落ちるとき 僕らは再びここで交わる 幸も悲哀も愛も怒りも 僕らの日々を色付けてゆく 僕ら以外は存在しない 暗く照らされた夜へ逃げよう