10年ちょっとの思い出 少年なら大人になって 好きなものなんて 変わり果ててしまったんだ ああしょうがない 才能あったって足りないって もどかしい心 嫌いだ 懐かしいサリシ日々の思い出 心変わりじゃ満たされないね 新時代の幕だけ開いて その席だけはずっと 虚(から)になっているんだ 今も胸のどこかで帰りを待ってるわ 夢をまた見させてくれるなら もう一度 その歌声を この心臓 めがけて飛び込んでいってくれ まだ覚めないまま それでも貴方はふわりと消えて どこまでも行くと きっと答えを待っても 忘れてしまわぬようにと ここを出よう 人の成りして歩んで来た 殴り書きした 文字は色褪せぬまま おさがりの会話で着飾っては 君の望む君になんてなれなかったわ 泣いて 情けない姿を晒して 立派な大人になんて なれなくてごめんなさいね 恰好悪いね 待って 神に見放されては 今日も祈ってるわ 優しさの隣に君が居たから また笑ってみせた 本当はただ どうしようもない人生 抗えないまま わかりあいたいのに傷つけあって 独りになるのなら ずっと黙って待っていよう せめて人らしく泣いていよう からっぽなまま 貴方の眼差しに踵を返す 臆病者だけど 最低な日々すら僕は肯定したくて 取り戻したいから 夢をまた見させてくれるなら もう一度 その歌声を この心臓 めがけて飛び込んでいってくれ まだ覚めないまま それでも貴方はふわりと消えて どこまでも行くと きっと答えを待っても 忘れてしまわぬようにと ここを出よう